練習ノート2017〜2020

2017〜2020シーズンに、スクールで教わった内容を纏めています。
*あくまでも個人的な印象や教わった内容をコメントしていますので、
あまり参考になさらずに、実際に受講してみてください。

INDEX
(スクール名の明記ないものは、石打丸山です。)

2020シーズン

ショートターン特訓

ショートターン特訓

2019シーズン

GWプライベートキャンプ

プライズキャンプ

総合特訓キャンプ

シーズンインワンデーキャンプ

2018シーズン

スプリングキャンプ

春コブマスターキャンプ

ロングターン特訓

ショートターン特訓

シーズンインプライベートキャンプ

2017シーズン

スプリングキャンプ

ロングターン特訓

ショートターン特訓

シーズンインキャンプ


ショートターン特訓

石打の雪が少ない為、ガーラに移動して開催されたキャンプ。
参加者は7名で、参加費は1万円でした。

1.外足の使い方
これはここ数シーズンよく練習している内容ですが、
ブルークスタンスでターン前半から外腰を使って
外足を押し出していく動作をやります。
この時肩のラインは、外肩が下がったりして崩れないようにすることと、
腰を折って使わないようにすることが大切です。
そしてターン後半6時になるまでしっかりと外腰を前に押し出していきます。
この時、ターン外側のお尻を前に出していくようにしていきます。
最初この意識がない時は斜面から叩かれてしまっていましたが、
意識したことで外脚に対してしっかりと押し出せ、
板のバタつきがなくなりました。
この違いは結構大きいなと感じました。

2.上半身の使い方
上半身はリラックスすること。
管理人の場合、元々肩に力が入ってしまいますが、
肩のラインを下げるように意識し、肩甲骨を寄せる(=胸を張る)ような動きをしないようにします。
上体で滑りを何とかしようとするのではなく、
滑りは腰から下で作っていく訳ですね。
これも昔から何度となく言われていることです。

3.上下動
滑りにおいて斜面から立ち上がるような上下動はNGですが、
スキーに対する上下動を使うことで板に圧を加えられます。
即ち傾きが出ているスキー板に対しては、
ちゃんと動いてあげるということです。

4.ターンの先行動作
ショートターンで必要となる動きを、
師匠は逆ひねりではなく「先行動作」と表現していました。
この先行動作は、ターン後半外足を6時まで仕上げたと同時に、
次のターンの外肩を板の落下方向に出していく、
そして、内側の肩も落下方向を見ていくことで、両肩のラインが斜面落下方向に向いていくことになります。
この時、内手のストックは、ブーツよりもテール寄りを突くような位置に入ります。
ここでの注意点として、ストックを突きに行こうとするのではなく、
股関節膝関節を曲げることによって、結果としてストックが突けるような状態にするということです。
「手」だけの動作ではいけません。
また、ストックは八の字にしておくこと。
親指人差し指はややルーズでもいいが、小指はしっかりグリップする。

5.外腰の使い方
1.でやった外腰の使い方をちゃんとやれるようにするために、
しっかりと外腰をターン外足に乗せたあと、
内足のストックのつく位置を板の前方方向に突くようにします。
これは先程の先行動作とは異なる練習ですが、
まずはきちんと外腰を乗せることが最も重要だからです。
先行動作を作るのは、これができるようになってからです。

6.内足の足裏の使い方
次のターンの内足の足裏の使い方として、
小指から薬指をしっかり使いながら、
12時の位置から3時もしくは9時の位置まで谷回りを作っていくようにします。
これは先ずは斜面で停止した状態で、ストックを支えにしながらやってみます。
谷足の膝が割れるような位置に入ってきますね。
この時、足指でブーツのソールをしっかりとグリップするようにすること、
またその結果として土踏まずのアーチの空間が大きくなるような動作になります。
言い換えると「土踏まずを押し潰す」の逆の動きです。

今回もたくさんの発見がありました!


ショートターン特訓

元旦に石打がオープンして、最初の師匠のキャンプ。
定員10名参加、今季は¥10,000になりました。

1.外スキーの使い方
プルークスタンスをキープして両脚のエッジを立てた状態を維持して、
ストックの先を引きずった状態のままにします。
その滑りで外腰から外脚を曲げずに外スキーを押し出していく。
外スキーの全体をたわませるように、足裏全体を使うようにします。
これまでもやってきた練習ですが、管理人の場合、
右腕が開いて肩甲骨が開いてしまった場面がありました。

2.股関節を動かす
バリエーショントレーニングとして、
1.のプルークスタンスから外足に圧をかける時に気持ちは90度くらいに股関節を曲げて、
上体が前に折れ曲がるようにしてターンをしていきます。
真下の雪面を見るような極端な動作ですが、
このくらい極端なことをしないと、日頃の滑りを変えるのは難しいんですよね。
管理人の場合、右足インエッジが少し軽くなりやすかったです。
これは、後でパラレルスタンスでもやってみました。
師匠の言葉を借りると「自分から切り替えでポジションを下に下げていく感覚」だそうです。

3.ストックを突く位置のバリエーション
プルークスタンスからストックをブーツの後方に突く場合と
前方トップのあたりにつく場合をやってみます。
後方に突く時は、股関節を曲げなくても難なく突けますが、
前方に突く時は、「突きにいこう」という意識だけだと、
自分の滑りのパターンをキープした状態でやってしまって、腕だけの動作になりがちです。
管理人の場合、親指と人差し指だけでストックを握っちゃいました(笑)。
そうではなく、しっかりストックを5本指で、特に小指でグリップして突くようにします。
結果として、股関節をしっかり曲げる動作になります。

更に、これをパラレルスタンスでやってみます。板のトップあたりに突くのはかなり難しいと感じました。
静止した状態でやってみたのが、1枚目の写真です。
見た目以上に、滑り手は股関節を「相当曲げている」つもりです(笑)。
滑走中にこの姿勢を取るのは、けっこう難しいな〜と感じます。
この練習の目的は、急斜面で緩中斜面のショートの滑りをしていては、
斜度に対して体が遅れる位置になってしまうので、それを修正することですね。
スキーでは、テールを使う以外にも、
ブーツの前(足指から母指球、小指球)に圧をかけることで、減速要素が出せる。
これはやってみて、納得でした。
緩斜面も急斜面も同じ滑り方で対応しようとするのではなく、
状況に合わせた滑りのバリエーションが出来るようにならないといけないということですね。
ワンパターンで滑っていると、ターン後半が強いターンの連続になってしまい、
ターン前半からエッジングが出来ない状況になってしまいます。

4.ニュートラルの作り方
今度は、閉脚スタンスで斜面に対して90度の角度で立ち、
そこから山側の手を斜面落下方向に向かって指差しながら腕を伸ばしていきます。
指差す方向は、次のターンが終わる位置あたり、なので斜面に対して斜め下になります。
結果として山側の肩が体の前に出てくることになり、ターンが始動されます。
この時に管理人は、スタンスが広がりやすかったです。
そうではなく、閉脚で出来るようにします。

あとは、ニュートラルの時のブーツの動かし方ですが、ただ単に角付けを無くして斜面に対してフラットにするだけではなく、
角付けを無くしていきながら、ブーツの前を山側にもっていくような使い方について説明がありました。
写真2枚目は、左ターンを仕上げて、これからニュートラルに入るところと仮定します。
この時、両脚の左側(山側)にエッジが残っていて、右側(谷側)は接地していません。
ここから3枚目に向かって両脚のソールが接地してニュートラルを迎えるのですが、
その時にこの3枚目の写真のように山側にブーツのトップを上げる意識だということですね。
要するに、ニュートラルですぐに板のトップを落とすのではなく、
ニュートラルで粘りを出して、ターン前半を作れるようにしたいということですね。
滑りの中では本当にごく僅かな動きですが、出すのは難しいですね。

やっぱり股関節の柔軟性は、大切ですね。
ちゃんとストレッチします(笑)


股関節を曲げることで
前方向にストックが突けます

ニュートラルの直前
エッジングが残っている


ニュートラルを迎え
山側にトップを動かしている



GWプライベートキャンプ

平成最後のGW2日間で開催された、プライベートキャンプ。
初日はかぐらで9名、2日目はGALAで8名で行われました。
毎回バーベキューが楽しくて飲み過ぎて、2日目にヘロヘロになる・・・
中々学習できません(笑)。

1.いろいろな斜面への対応力をつける
4月28日だというのに、前日に10〜20cmほどの降雪があったこの日。
5ロマの降り場下からトラバースして、非圧雪のナチュラルな斜面を滑り込み、
対応力を高めるトレーニングをしました。

この日は技術面でのコメントは少な目で、
足元が不安定な斜面状況の中、ターンを連続させる為に軸をしっかり取り、
ターンの切り替えではスキーを足元にしっかり戻す意識を持ちます。
中には、40度を超える(?)ような急斜面で、ふかふかな新雪の中を大回り。
2回も前転しながら転倒しました(笑)。

少し足元が安定した斜面では、大回りの際に
3月にやった、内足をしっかり曲げて外足を起こし、
外スキーの面に働きかける運動について再度レクチャーがありました。
外向傾を取ったり股関節を折り曲げたりせず、外足はしっかり軸を取るようにします。
外腰はしっかり前に出していきます。
コメントは良かったので、それなりに体得出来てきたかな?

2.外からの圧をもらう
GALAのピスラボ(緩)斜面で、レールターンから山回り。
直滑降からスタートし、「し」の字のようなターンをします。
ターン前半は「切って」いきますが、ターン後半に横滑りに入り、仕上げに向かって低い姿勢を取るようにします。
ターン終盤では、足首の捻りを出し、向かい角を取ります。
板のトップは少し山に向かうような位置まで上げて、テールが下がるような位置に入るので、
進行方向に対し「向かい角」が取られる訳です。
これによって外からの圧をもらうことが出来ます。

次に中斜面に移動し、
シュテム動作の中で外足の軸を作る動作をやります。
普通のシュテムターンでは、外足を外方向にスライドしながら開き出し、
重心が外足に乗ったら外足をずらしながら山足を寄せる訳ですが、
今回の練習では、外足を少し持ち上げて外方向に出して接地させ、
その時に外スキーのトップ方向に上体の向きをセットします。
そしてストックを突いた後、外スキーはずらすのではなく、縦に滑らせる。
「切って」ターンを仕上げていきます。
管理人の場合は、特に左外足の時、
重心を外足に乗せる意識が強過ぎて、外腰が折れ曲がり、
外傾が出てしまっていました。
そうではなく、外スキーの角度を作ったら、開き出しに体を合わせる
=外足から伸びる一本の軸に沿って上体をセットし、重さが乗るようにします。
外足がずれてしまう場合は、体の向きがスキーに合っていない、ということになります。

次は、ミドル〜ロングターンのニュートラルの辺りで、
ジャンプして切り替えする練習をしてみます。
昔似たような練習をしたことがありましたが、この練習の目的は
しっかりとターン後半に外からの圧をもらうことですね。
それがあって初めてしっかりとジャンプすることが出来る訳です。
なかなか上手くジャンプ出来なかったんですが、
まさに外から圧をもらえていないから、と言うことができます。

3.対応力を高める
石打ではない会場でプライベートキャンプだったこともあって、
いつもであれば先ずやらないような練習もしました(笑)。
ショートターン(コブも)をペアで滑り、前の人と同じタイミングでターンしたり、
前の人と逆のタイミングでターンしたり、
4〜5人でフォーメーションを組んで滑るようなこともやってみました。
他の人の動きに合わせて自分のターンのタイミングと異なる滑りをやるのは、
対応力を高める一つのやり方として、アリですね!

4.ビデオ
今回のプライベートキャンプでは、カメラマンとしてK先生が随行してくださいました。
その動画を見て感じる管理人の滑りとしては、
・斜面に対する働きかけが少ない
 股関節、膝関節の曲げが足りなくて、重心から脚に対してしっかりと圧が掛かっていないですね。
 ターン後半の大腿がもっと「寝る」くらいまで低い姿勢を作りたいところです。
 その時は、もちろん脛の前傾を維持して。
・どうしても猫背で、首から頭が前のめり。
 「被っている」ような印象を与えています。しっかり胸を起こしたいところです。
 今回一緒に受講したYさんが、「肩甲骨」を寄せるような動きを教えてくれました。
 背筋を伸ばした状態でこれが出来ると、もう少しシルエットが改善されるかも。
・特にコブの滑りで、肩に力が入り過ぎている印象
 昔からなんですが、滑り手としては全く認識が無いのが困ったところです。
 敢えて両肩を下げて使う、くらいしないといけなそうですね。
というところが強かったですね。
特に上体はしっかり起こすことを意識しないといけません。

今回は、ツアースキーのような雰囲気もあり
いつもとはちょっと違って、なかなか楽しかったです♪
やっぱ、スキーは楽しみながら上達したいですよね〜。


もこもこの非圧雪を
大回り♪

しの字ターンの仕上げ
もっと低く入りたい!

開き出した外足を
切っていきます


プライズキャンプ

シーズン終盤の師匠のキャンプに入りました。
常連さん以外のほうが多数を占める、珍しいキャンプになりました。

1.外足の開き出し
最初は参加者の大回りを1本確認。
その滑りを見て、全体的にターン後半に圧が集まるような滑りの方が多かったということで、
まずここを修正していきます。
望ましいのは、 板に最も働きかけるターンマキシマムを、
板のトップが落下方向を向くよりも少し手前で迎えられるようにすること。
それには、ターン前半の捉えを早くすることが必要になります。
早いうちから外足に働きかけられるようにするために、外足の開き出し動作をします。
この時、開き出す外足は、
膝関節を曲げず、外腰を折り曲げて外傾を出すようなこともせず、
軸を真っ直ぐに使うようにして外に大きく押し出していくようにします。
上手くないですが、下の写真1枚目をご覧ください。
師匠の言葉を借りると、「スキーのセンターを、全身を使ってしっかり押す」。
そして、ターン後半は内足を寄せていくんですが、
ターンの仕上げでは、しっかり脚を曲げていきます。
これは内足も、外足も。

次に、開き出しを「急激」にやってみます。
結果として、ターン弧ではなく、斜面下から見て「く」の字のような軌道を描く感じでしょうか。
ターンした後の斜滑降が長くなる感じです。
この時、開き出した外スキーの進行方向に上体を向け、同時に外腰も板の進行方向に合わせます。
「外腰をしっかり回す」とか「板の動きに合わせて前に出す」という言い方がいいでしょうか。
外腰を曲げない、折らない。外足の軸を意識するのが大切ですね。
管理人を含め、外腰が外足について行っていない、即ち外腰を板の進行方向に動かせていないケースが目立ちました。
また、外スキーの使い方として、
エッジの角を立てるのではなく、師匠は「板を起こす」という表現をしていました。
管理人の場合、まだ外傾が出ていました。

次に外足開き出しの時に、極端な動きとして斜面落下方向を見るような向きに上体をセットして滑ります。
管理人の場合、外肩を引いて使ってしまっていたので、胸の向きがターンの外方向を見るような感じになってました。

そして急停止の動作をやってみます。これは、外足をずらさずに一気に急停止するようにします。
しっかりと圧を加えて強いエッジングをしないと、ずれが出てしまいます。

2.内足リフト
上記の外足の使い方を練習するやり方として、内足をリフトしてターンする練習をしました。
写真2枚目のように、内足のテールをリフトする意識で、トップは下げてターンします。
この時も、外腰がしっかり回ってこないと、ターンが出来ません。
ロングでやった後、ショートリズムでもやってみました。

3.内足を曲げる意識で大回り
2日目は、前日にやった外足の動きをザイラーコースでビデオ撮りします。
外足の動きをやりつつ内脛及び内足首の緊張が緩まないように内足を畳むようにして滑ります。
上体を起こすようにし、上体を被せないことに注意します。
最初の1本目で内足の曲げが足りないことを指摘されたので、2本目のビデオで意識して滑走しました。
写真3枚目は、その時の1カットですね。
この時、お尻がビンディングに近づくような意識を持って、内足を曲げていきます。
ビデオの滑りについて、しっかり斜面の反発をもらえる範囲で外足を伸ばすように指摘されました。
外足が最も斜面から圧をもらえる位置よりも、少し伸ばし過ぎてしまったようです。

4.リズム変化
フリー種目のトレーニングとして、リズム変化を入れる練習をしました。
講習に使ったザイラーコースは、下から見て少し片斜面。
片斜面の場合のコートの使い方として、
アップヒルからダウンヒルに向かって、斜めの変化を入れていくこと。
その反対だと失速します。そりゃそうだ、なんですが、
ちゃんとコートの使い方を考えて、リズム変化を入れないといけないですよね〜。
クラ受験から5年間も遠ざかっている管理人、リズム変化は全然練習していませんでした(笑)。
リズム変化が軽くなり、その次の大回りのターンも軽くなってました。

この斜めに入れていくリズム変化の圧の強い方は、谷足が外足のターンですね。
山足外足のターンが軽めであっても、谷足外足はしっかり板のたわみを出すようにしないといけません。
あと、リズム変化の際、小さいターンの時の運動と大きいターンの時の運動は違うので、
前者の動きで大回りしないように、しっかり使い分けることも大切です。
これは、リズム変化に限らず今回のテーマでもありますが、
リズム変化の後の外腰をしっかり出すこと。

5.コブ
整地小回りでやった内足リフトを、大丸のコブでやってみます。
講習用にラインを1本掘ってやりました。
この運動をすることで、内足のトップを雪面に這わせるように落とせるので、
結果として両脚で滑るよりもターンしやすくなった感じがしましたね。
非常にイメージがしやすいパーツ練習でした。

今回も、得るものが大きかったキャンプでした♪


外腰を伸ばして
外足の開き出し

内足リフトして
外足を使います

内足を畳み
大回り

コブでも
内足リフトします

総合特訓キャンプ

5年振りに参加したキャンプ。
参加者は急なキャンセルなどが相次ぎ、初日6名、2日目7名と
珍しくこぢんまりとしたキャンプになりました。
参加費は¥27,800です。

1. 外足を「面」で捉える
最初に骨盤を縦に割る動きをやります。
この「縦に割る」というのは、内足の骨盤よりも外足の骨盤を下げる意識ですね。
腰に手を当てて、プルークターンの中で外腰を下げていくようにします。下の写真1枚目をご覧ください。
但し、肩のラインを下げる意識は持ちません。
これを持ってしまうと、外腰を「絞って」使う感じになってしまうんですね。
肩のラインは、雪面と並行になるようにします。
そうすることで外足のインエッジを「引っ掛ける」のではなく、
外足を「面」で踏んで、板のたわみを引き出せるようになるわけです。
重心を低くしながら外骨盤を下げていくことで、外足に重みが伝わっていくということですね。

その後、次のターンの始動時に
外足で山側に雪を寄せ集めるような開き出しをしていきます。
この動き自体は、数シーズン前にも同じような内容がありましたね。
「足場を作る」というイメージかと思います。
管理人の場合、ターン前半の山側に対する開き出しが足りないと指摘されました。

そして外足を開き出す時、足の指を全体的に使うようにします。
拇指球側だけではなく、中指薬指小指をしっかり使うことで、
脚の裏側のハムストリングスを使って、結果お尻の裏側の筋肉あたりが使われるようになります。
管理人の場合、内スネの前傾角が浅い。起きている。

あとは久々に五木ターンをやりました。
これは、ターン中盤から後半にかけてターン外側の肘を内足の膝に当てる滑りです。この時、肘は立てて着けるのがポイントです。
そうすることで、必然的に内足の膝は90度近くまで曲がる意識になります。

2.両脚の脛を並行に使う
ここで逆プルークというのをやります。
通常、プルークターンでは両脚の内側の筋肉を使っていく意識ですが、そうではなく両脚の面に圧を加えるような感じで、
結果的に両脚の膝が割れた状態で滑っていきます。
この時、足指の小指から薬指中指あたりを強く使って、更に土踏まずの外側を強く押していきます。
これをやった後、内足の膝を外に割るような意識でターンをしていきます。
スネにしっかり圧をかけていかないと内足が使えないのを実感しますね。
このとき大切なのはやはり膝関節をしっかり曲げることだと感じました。
そうしないと結果として内スネを前に押していくような動きがやりにくいし、足指から足首にかけてしっかり使うことが出来ないんですね。
「このくらい曲げれば、曲がってるかな?」という感覚でビデオを撮ってみると、全然曲がっていませんでした(笑)。
少し極端な動きと思うくらいの運動をして練習した方がいいですね。

3.パラレルスタンスでの確認
上記、初日午前中の滑りの復習を、パラレルスタンスでやってみます。
その後、パラレルスタンスでターン中盤から後半にかけて外側の手で外膝を触る練習をしました。
その次に外膝を触った手をニュートラルまで触り続けた状態で滑ります。
更にその次には、外手をターン後半にかけて内膝の裏側を触るようにします。
左ターンだとすると、右手のひらが右足の膝を通り越して、左足の膝の裏を触るということです。下の写真2枚目をご覧ください。
これをやると、結果としてかなり膝関節を曲げないと内膝の裏は触れないので、
いかに膝関節を曲げないといけないかが分かります。
管理人に対する指摘としては体が遅れている。脛を入れ続け、股関節もしっかり曲げて遅れないようにしないといけない。
実際写真の右脛、起きてますよね(涙)。

あとは、大丸の整地で横滑りからスライディングする練習もしました。
後半で少し山に切れ上がるような感じで。
管理人はここでも足首を緩めないように、との指摘。

4.ショートターンにおける内スネの前傾
2日目はショート系です。
先ずは、横ズレの中から内足のスネを押してターンします。
ターンの切り替え時も内足のスネの前傾角を維持することが大切ですが、
管理人は、切り替えで「ふっ」とスネの前傾が緩みやすいなぁと感じました。
何本か滑る中で、師匠からは「前日と比べてスネの前傾角が入るようになった」とのコメントを頂いたものの、
「頭が前に出て被るような姿勢になっている」と指摘された時もありました。
要するに股関節の曲げが甘い中で、猫背で頭が前に出ているという姿勢になっていたんだと思います。

あとは股関節を横に使うような動きも必要だとのコメントもありました。
これは管理人の解釈ですが、内スネの前傾角をしっかりつけたままニュートラルで重心を谷側に移動させる時、
股関節を曲げた状態でこれをやるのが、「股関節を横に使う」のイメージかな?と思いました。


更に管理人への指摘として、左内足は比較的スムーズにターンに入っているが、
右内足のスネの前傾角が浅い。起きている。これにより左肩が遅れて入っている。
右内足、左内足それぞれの写真を下に載せてみました。3枚目と4枚目を比較すると一目瞭然!(笑)
右内足の時は、トップが浮いちゃってますよ(涙)。

それから左ターンにおける右ストックを突く際に右肩をターンインサイドに回し込んで、
右手の拳が上がった状態を作ってからストックを突きに行っている。
これは脚の反動を使えていないということ。

5.縦ズレ
普通にプルークターンをすると、トップからテールの幅、大体150cmくらいのズレ幅で外足の軌道が描けます。
このズレ幅を30cm程度まで少なくするように、テールの軌道を意識してプルークで滑ります。
トップとテールの軌道差を少なく滑るようにするということです。
ちょうどブーツのソール長の分ずらすような意識です。

そして、縦ズレ。
これは後半にエッジングを強めるターンではなく、常にエンジンブレーキを効かせるようなイメージでエッジングするということです。
まさに「止めない、推進するエッジング」ですね。
そしてこの運動をしながら、ターン後半に外足を
「ドライバーでネジを締めるようにギュッと縦に捻り込む」ように使う、いわゆる「縦ひねり」を使うということです。

今回のキャンプは、バリトレメニューが盛りだくさんでしたが、
師匠からは「雪上以外でできることもある。ストレッチからしっかり始めるように」とのことです。
がんばります!


腰に手を当てて
外腰を下げていきます

上記3.の練習
内スネが起きてます
トップも軽くなってる

上記4.で書いた
右内足が起きてる

そして左内足
こっちの方がまだ良い

しっかり内脛を入れて
ショートターン

シーズンインワンデーキャンプ

シーズン最初の師匠のワンデーレッスン、参加者は僕を入れて4名のみでした。
かぐらで実施の予定でしたが、あまりにコンディションが悪く、みつまたの整地で行いました。
講習代は\8,000でした。

1.シーズン最初のアラインメント
正しいポジションを作ること、これがシーズンインの時期に特に大切なことになりますね。
しかし、どのポジションで滑ることが正しいのか。
スキーをする時、視界に自分の体やスキー板は入ってこないので、
必然的に自分で体の動きがどうなっているかを目視しながら滑ることは出来ないわけです。
今回は、2本のスキー、4本のエッジ全てを使う意識で滑り始めました。
最初は両足の10本の指を全て使って、
但し強く押さえつけるのではなく、優しく使う意識でパラレルをやってみます。
大事なのは、スキーを面で使っていくには、
親指や拇指球だけでなく、小指側まで使うようにすることです。
エッジを立てる意識ではなく、スキーの面に働きかけることによって、
結果的にエッジが角付けされていく。これまでも教わってきた内容です。

そしてプルークで前傾を意識しながら滑ります。
この時、管理人の滑りは腰から上の上体が後ろに引けていて、肘も後ろに引けていて スキーに対し体が遅れていました。
更に左ターンの時に左肩を引いてターンのきっかけを作ってました。
これまで、右肩が前に出る癖を抑えようという意識はありましたが、 今度は左ですね(笑)
自分では良かれと思ってやっていた滑りも、第三者の目線で見て初めて問題が明らかになったわけです
シーズン初めにこうしたアラインメントを修正しておかないと、 その後の練習が正しく積み上がりません。

2.「軽い滑り」の理由
管理人のスキー人生において最も重大な課題は、 「滑りが軽く見える」ことですね。
今回の滑りでは肩に力が入っていて、 「肩に大きなハンガーを入れた状態」に見えてました。
まぁ、これも今に始まったことではないんですけどね(笑)
肩に力が入っていると、肩の位置が高くなり重心の位置も高くなります。
そうすると滑りが軽くなるんですね。
みぞおち辺りから脚に圧を掛けていくには、重心の位置は低くしておきたいわけです。

3.前傾姿勢
プルークスタンスで、腰の前傾の練習をしました。
骨盤を起こし、ターン運動に合わせて股関節を曲げたり伸ばしたりする運動のなかで、前傾を取ります。
管理人の場合、背筋を強く使う傾向があるのですが、 そうではなく、腸腰筋を使って上体の前傾を作るのが大切です。
今回の講習では、他の受講生から「お尻の穴を後ろに向ける」とか、
「後方におならをする姿勢」とか 面白い表現を聞きました。なるほど(笑)。
そして管理人の場合、肘が体より後ろに入っている。 そうすると、頭が前に出てしまって、
それでバランスを取ろうとするんですね。
そうではなく、肩に力を入れないように、両肘が体の前に出てくる程度に両腕を前に出すようにします。

4.外足に正しく圧をかける
昔、「外腰にためを作る」なんて表現が流行りましたよね。
今回の講習では、プルークスタンスから
外肩のラインを維持しながら、ターン後半に向けて外側のあばら骨と骨盤の間の距離を ぐぐーっと縮めていく練習をしました。
骨盤を起こした状態でこれをやるわけですが、脇腹の内側の筋肉が痛くなります。

今回も毎度のことですが、自分の滑りの弱点を確認し、
少しだけ修正出来たかな〜?
なかなか思うようには修正できませんが、
一歩一歩ですね。。。


みつまたファミリーは
講習には最適ですね


スプリングキャンプ

5月GW4連休の前半2日間で開催され、参加者は全体では12名。
いつも通り1泊2食飲み放題付きで¥24,000でした♪
例年開催しているGALAは雪不足でクローズしてしまったので、かぐらでの開催になりました。

1.ひねり方
これまでもいろいろな講習でやった「ひねり」。
ここでは膝の回旋で捻るのではなく、股関節から捻る練習をしました。
最初に板を履く前の段階でやってみるのですが、
膝の回旋の場合、つま先の左右の移動が大きくなるのに対して、
股関節から回旋する場合は、あまりつま先は動きません。
足の付け根、大腿の真ん中あたりから捻る感じですね(下の写真を参照)。
これは、膝下で滑りを作るのではなく、股関節から下で滑りを作る、
大腿から捻りを作るということに繋がりますね。

2.外足に加圧する
ターン始動の際に、先ず内足のスネに圧を掛けてから外足に圧を掛ける練習をしました。
内足のスネを押す位置に入ることで、安定した軸を作った上で、足場となる外足に加圧していく練習ですね。
最初は内足→外足の順でやり、その後同時でやるように意識しました。
管理人の場合、外足に圧を掛けようとするあまり、外肩を引いてしまっていました。
外肩はしっかりブロックして、肩甲骨から股関節に向かって力が作用するという感じでしょうか。

そして股関節がくるぶしの真上に来るように、外足を押し出していきます。
股関節、膝、くるぶしにかけて、真っ直ぐ一直線になるように圧を掛けていくようにします。
外足の膝が内側に入らないようにするのがポイントですね。
管理人の場合、少し引っ掛けるような感じがあるとのコメントで、もっとしっかりと押し続けたいところです。

3.背筋を使う
管理人は生まれながらの猫背ですが(笑)、
背筋を伸ばし、背筋及びその周辺の筋肉が使える状態にした上で
股関節の前傾が保たれている姿勢が良いということになります。
骨盤が寝てしまわないように、しっかり起こすことを意識します。
肩甲骨まわりから、背筋をしっかり使うトレーニングとして、以下のような運動をしました。
直立不動の状態で、頭の上で両掌を合わせてゆっくりとその手のひらを体の外側に向けながら下に下ろしていきます。
手のひらの地面との角度は90度になるような感じですね。
そうすると、肩甲骨周りの筋肉が寄せられるようになり、背筋が使える姿勢に入れます。

バリエーショントレーニングとして、
少し広めのスタンスのパラレルターンで、内肩を引かないように、
ターン内側の手で内膝を軽くグリップするように触る練習をしました。
この時、手のひらは内足の内側の膝を触るので、腕を内側に捻って内肩が前に出るようにします。

上記の2と3の内容を組み合わせて、
後日フリーで滑り込みましたが、一連の動きが関連付けられているなと感じました。
即ち、骨盤を起こした状態で背筋をしっかり使うことで、
股関節の上にしっかりと上体の重みを伝えられる。
そしてそれによって重みが膝、くるぶしに効果的に伝わり、更に足指まで伝達させることができる。
そういうことなんですね。

4.コブの滑り
コブの滑りの中で一番重視していたポイントは、足裏の全体を使っていくことだったと思います。
土踏まずの真ん中から下の辺りに意識を集中しながら滑ってみます。
更にコブの裏面、即ちコブを乗り越えたところから次のコブを受けるまでの間の面に、
板を這わせていくような意識を持って滑ります。
管理人の場合、スピードを上げてコブに入ると、「受ける」要素が強くなり、
結果「止めている」様に見えてしまっていました。

管理人が苦手にしている左外足。
股関節が固いのでコブの衝撃をまともに受けてしまうのですが、
それ以外に、左外腰に重心が乗っていない問題が明らかに(笑)。
即ち重心移動が左右のターンでそれぞれ差が生じてしまっていて、
特に左外足では重心がしっかり外足に移動してきていないんですね。
体が山側に残ったまま外足を突っ張って使うから股関節、膝関節を固く使ってしまうわけです。
みぞおちを膝に近づけていくような意識で左外足のターンを仕上げるというアドバイスがしっくりきましたね。
更には、「胃袋でコブを受けるような意識で」と言うコメントも頂きました。
これは少し本数を稼いで練習しないと。

将来、管理人がいつかクラ受験を再開する時に、
やはりコブで加点を狙える実力をつけておきたいので、
もっといろいろなことを考えながら練習を重ねないといけません。
今回も良い発見を得られた良いキャンプでした♪


アミノバイタルの辺りで
捻っていく感じです(笑)

キャンプの最後1時間
だけは晴れました

春コブマスターキャンプ

例年3月中〜下旬の土日に開催され、管理人は割と参加率高めのキャンプです。
1泊2食付きで¥27,800、参加者は急なキャンセルもあり8名でした。

1.ニュートラルをしっかり作る
今回のメインテーマは、「コブの中でもしっかりと小回りする」ということです。
最初の滑りを見て師匠から、ニュートラルがしっかり作れていない。
ターン後半からすぐにトップを落としてしまっているとの指摘。
そこでニュートラルでトップを落とさない練習をやります。
ターン後半、コブを受ける時に直ぐに板のトップをフォールラインに落とすのではなく、むしろテールを落とすイメージでやってみます。
敢えてテールを押し出してターンする練習も、整地でやってみました。

2.逆ひねり
コブの滑りでは、逆ひねりの練習を昔はよくやっていましたが、
上半身の逆ひねりではなく、腰の逆ひねりが大事なんですね。
ターン後半、目線は 少しだけ進行方向内側、即ちフォールライン寄りを見るんですが、
板のトップは落下方向に向けない。
そうすると、腰の逆ひねりが出てきて、そこから谷回りが出せるようになるんですね。

その際、重心が谷足の方に移動してこないと、体は山に残り板は返りません。
だから、しっかり重心移動させる。それにはニュートラルを作ること。

3.対応力を鍛える
コブは足元が不安定な斜面を滑るので、そういった斜面に対する対応力を鍛える練習として、こんなことをやりました。
@整地で、足元はショートターンをしながら、
ストックを2本束ねて、ストックの中央付近を両手で持ち、体の前で時計のようにくるくる回します。
時計回りをやったら、反時計回りもやります。
更に、体の回りをくるくる回します。
要は、気を取られるものが他にありながらも、ショートのリズムを途切れさせないということです。
手の動きが止まった時に、脚の運動も止まってしまいがちになるので
そうならないように注意します。
Aコブで直滑降
これは以前にもやって、ビビリまくりの管理人でした。
目を鍛えることと、後述しますが
大き目のコブの場合、板のトップが刺さってしまうので、
少し体を後ろにして、カカトを使い、トップを浮かせるようにしてコブをこなします。

4.板を横に動かす
1.の練習の続きになるんですが、
ターン後半、板の横移動を多くして、
次のコブの外側にトップが入るような位置まで板を横に出していきます。
入るラインとしてはバンクターンの位置に近い辺りです。
コブの溝に板のトップを入れるようにしない。
ニュートラルをしっかり出すための練習ですね。

大丸のコブで、この板を横に動かす動きを使いながらビデオ撮りをしました。
管理人の滑りでは、コブを受けた時に膝を固めてしまうとの指摘を受けていたので、膝を柔らかく使うよう意識して滑走。
急斜面の前半は良かったのですが、後半の溝の深いコブは受けてしまってました。
膝を柔らかく動かすだけでなく、股関節も柔らかく使わないといけないとのこと。
管理人の滑りの場合、股関節が固いのでかなりのストレッチが必要なようです。
特に左股関節の柔軟性が足りないので、ここを何とかしないといけません。
とにかく緩めて使うように。

また、外足を使い過ぎて内足が使えないと、スタンスが広がってしまいます。
両脚を伸展して内足で削ることを意識することで、閉脚のスタンスで滑ることが出来ます。
以前の練習では「内足ずらし」を意識して滑りましたが、
もうちょっと内足を積極的に使うイメージでしょうか。

また、足首に緊張感をしっかりもたせ、
「足首の伸ばしと曲げ」を素早く行う意識が大切とのこと。
管理人はターン前半に板のトップを落とすのを、足指の動きでやろうとしていましたが、
それだけではなく、足首も使えば効率的になりますよね。
ここは今後の練習で意識してみたいです。

5.股関節ストレッチにつながるパーツ練習
銀座の中斜面でスタンスを広めに取り斜滑降しながら、両膝を手で掴み谷足の膝を左右に動かしながら、
谷スキーの軌道をスネークのようにくねくねさせながら滑ります。
膝の動きだけでなく、谷足の股関節が谷足に乗ってくるようにします。
股関節のストレッチで可動域を広げることが管理人には求められていますが、この課題にクリティカルな練習方法ですね。

ちなみに股関節ストレッチは、
夜のビデオミーティングの時にもやりました。
四つん這いになって、大腿に角度をつけて
左右の股関節を地面に近づけるような動きです。
けっこうきますね(笑)。

6.危険なコブをカカトで受ける
板のトップが刺さりそうな大きな溝の場合、
体を後ろに使い、板のトップを浮かせるようにして、カカトで受けるようにします。
但しずっとその運動では、不整地小回りの運動としては望ましくないので、
4〜6ターンで長めのリズムを入れるなどして、元のターンに戻すようにします。

10数年前のバンクターンの流行後、縦のラインがもてはやされ、
また「ターン孤」を意識した滑りにトレンドが変わってきているみたいですね。
まぁ、どの滑りをしなければいけないかではなく、
滑りの幅を広くする=対応力をつけることが大切なんですよね。
今回も良い練習になりました。


大丸のコブでビデオ撮り
その場で動画をチェック



ロングターン特訓

1月3連休の最終日に開催されたワンデーキャンプ。
2日前のショートターンの続きのような内容で、両方受けたことで理解が進みました。

1.姿勢の矯正
最初の滑りを見て、多くの受講生が前に突っ込んでいるように見えたということで、
姿勢を直すことから始めます。
背骨にストックを縦に当てて、背中と後頭部がストックに当たっている姿勢を作ります。背筋をピンと伸ばすような感じですね。
そして胸を張るようにして、骨盤を起こします。その上で股関節を前傾させて、スネをセットします。
胸を張るといっても、背中を反ってしまうとストックが当たらなくなるので、そこまでは行かない程度にします。
管理人のように猫背だと、この骨盤の位置がセットしにくくなるので、
意識し続けて滑ることが大切ですね。
管理人の場合は、首の骨が前に曲がってしまってるので、顎が上がってしまい、顎を引くように指摘されました。

2.重心移動
1.の姿勢が出来た上で、ショートターンの時にやった
ターン後半の谷足のスネの前傾から、重心をターン内側に移動させていきます。
最初は緩斜面でプルークでやりましたが、
管理人の場合、左外足の時に上体が内側に入ってしまうことがありました。
あとは右外足はやっぱり外腰が入りづらいですね。柔軟性を得る為のストレッチが必要です。

3.外足の捉え
内スネがしっかり入っているなかで、外足をしっかり加圧していきます。
管理人の場合、右外足が「待って」しまっていて、動けていないという指摘がありました。
それが次の左外足の始動のタイミングが合わないことに繋がっていたのです。
2本目で膝関節、股関節を動かす意識で滑ったら、少しだけ良くなったようです。
動き続けることが大切ですね。

斜度がきつくて腰が引け目になると、スネも腰も後ろになって、山回りで受けるだけになってしまいます。
急斜面であってもスネをしっかり前傾して、ターン始動後板のトップが落下方向を向いた時に
「下に滑らせるぞ」という意識で板に対して正しい位置にいられれば、板をコントロールし続けられるわけですね。

4.腰の前傾
ターン前半、腰が前に出ていくのを師匠は「腰の前傾」という表現をしていました。
その腰の前傾を維持しながら谷回りに入っていきます。
切り替えからターン始動の過程で「抜かない」。そしてそのまま「下に入る」意識。
板と一緒に腰が落下方向に落ちていきながらターン前半を作る感じです。
進んでいくスキーに対して自分がついていく、その意識をかなり強く持って滑っても
ビデオで撮ると「意外とそうでもないな〜」という感じが出ることが多いとのこと。
それを繰り返し感じながら練習するのが大切だそうです。

今回も満足の練習ができました!


最後の動画は
デビルから下で

ショートターン特訓

1月3連休の初日に開催された師匠のキャンプ。
直前キャンセルの方がいたそうで、9名での開催になりました。
今季のワンデーレッスンは¥9,900です。
(ビデオはYou Tubeで送ってくれるので、無料です)

1.重みを伝える
最初に2本ザイラーコースを滑走。
師匠からは受講生全体として、「止める動き」が多くて、スキーに連れて行かれている感じの人が多かったとのコメント。

そこで、緩斜面で外足を開き出しプルークで滑ります。
ここで意識するのは、以前にもやった重心の重みを外足の伸展によって外に伝えていくこと。
ターン前半から仕掛けるために、上半身は落下方向を向きながら、外足は体の斜め後方へしっかり出して、ターンを早い段階から捉えていきます。
今回の発見としては、小指もしっかり押し出していけば、雪面から受けてバタつくことが起きにくいということですね。
言い換えると、拇指球が強いと叩かれるということです。

2.お尻を落とさない位置
極端な動きとして、プルークターンの中で、
ニュートラルからターンの仕掛けのところで骨盤を谷足方向を向いた状態で前に曲げていく練習をしました。
曲げる角度は70〜80度くらいのイメージ、
腰は伸ばした状態で、丸く曲げないように、頭は真下を見るような感じになります。
この時、脚は曲げずにお尻は落とさずに股関節を曲げるようにします。
そうすると、結果として谷足の足指がガッチリ使える位置に入ってきます。
ストックを添えてやってみる動きもしました(下の写真参照)。
このくらい極端な動きを練習することで、普段の滑りにはちょうどいいくらいの影響が出てきます。

3.切り替え時の外腰の使い方
ターン後半では骨盤を前傾させながら、
外骨盤が谷足を乗り越えていくような意識とでも言うんでしょうか、そんな感覚で切り替えていきます。
講習後のフリーで滑りながら考えていたのですが、以前やった「足裏をかまぼこのように転がす意識で足指の親指側から小指側へと力を伝達させる」運動を意識すると上手くいきました。
切り替えの段階で谷足小指側にしっかり乗り込みながら外骨盤が落下方向に動いていく、そんな感じですね。
これはまさに「滑りは足元から作る」を体現した動きですね!


谷足方向へ骨盤を折り曲げる
写真は後半の状況ですね

シーズンインプライベートキャンプ

今回は管理人以外の方の主催のプライベートキャンプに混ぜて頂きました。
2日間、ハイレベルな生徒さん達と共に6名で受講しました。

1. 外足の使い方
今回のテーマは「両脚を使う」とでも表現しましょうか。
先ずは腰幅くらいのやや広めのスタンスから、スネの前傾、くるぶしの緊張感を維持しながら
外足を開き出すように「ハの字」スタンスで滑ります。その後、広いスタンスを維持してパラレルスタンスで。
この「広いスタンス」は、腰幅よりちょっと広めにします。
広めのスタンスで滑ることにより、より極端に外足の使い方を体得する目的ですね。
意識するポイントとしては、
使うエッジは両脚のプレートの幅くらい(写真参照)にプレッシャーを掛けるようにします。点ではないということですね。
これ、スネを敢えて起こして、即ちふくらはぎがブーツに当たるような位置にセットしてターンした後に
スネの前傾を入れた状態で滑ってみたら、その差がすごい良く分かりましたね。
スネが入っていると、くるぶしも安定するし、足指でブーツを掴むことも出来るようになってきます。
ここは昨シーズンから得られてきた感覚でもあります。

これを2日目には中急斜面で少しスピードを上げてパラレルで練習しました。
ポイントは「外足を押さえにいかない」、即ち外足に乗ろうとしない。
乗ろうとしてしまうと、外腰から上の体が外側に折れ曲がって、軸がずれてしまいます。
みぞおちあたりから外股関節、膝関節、くるぶしまでの軸を使って外足を伸展させるようにします。
管理人の場合、スピードを上げると外足を踏みに行ってしまっていて、ターン後半外足が走っていない現象が現れました。
これは板のトップがまっすぐ谷方向を向いた時にマキシマムの圧力を掛けられていれば、
その後ターン後半に掛けて、たわんだ板が圧を解放していく過程で、板が体の下に戻ってきて、
その時外スキーは、すっと走り、ターンを仕上げることになるわけです。
この「板の圧」が得られないなかで外足を走らせようとしたら、お尻が落ちてしまっていました。
無理に外足を「送り出そう」とした結果ですね。
もらった圧を使うということを、帰りのゴンドラコースでやってみたら、しっくりきましたね。
先ず緩斜面で体得し、急斜面でも出来るようにすることが大事ですね。

2.内足を使う
伸展した外足に対して、内足はどうするか。
内足もスネの前傾角をしっかり作り、アウトエッジを使えるようにします。
腰幅くらいのスタンスで滑るなかで、両脚の間のスペースに重心が来るのですが、
ここのエリアにパワーが集まるような意識で滑ります。
外足は伸展しますが、内足は結果として膝関節が外足よりも曲がっていきますね。
内足のアウトエッジを意識するあまり、膝が割れたりX脚になったりしないようにします。

上の1.と2.を総合して、外足のイン&アウト、内足のイン&アウトの
「4本のエッジを使って滑る」意識が大切なんですね。
足裏の感覚としては、拇指球、小指球、内くるぶし、外くるぶしの4点を意識するということです。
カカトじゃないんですね〜。

3.外足に圧をどう掛けるか
昨シーズン、外足の使い方として
おへその辺りから重心の重みを外足に伝えていく、そんなニュアンスを聞いていました。
今回聞いた、「外腰を下げていく」という表現が管理人にはしっくりきましたね。
外腰を下げる意識によって、軸を使って脚を伸展させる位置が見えてきました。
左右の骨盤が、ある意味「上下動」するということです。外腰を下げることで、結果として外肩も下がってくる。
そうすると「弓なり」のシルエットが出てくるわけですね。
管理人の場合、スタンスがちょっと狭くなりがち、ターンの仕上げが足りない、股関節、膝関節が固くなりがちという指摘が度々。

4.重心移動
切り替えの時に上体を山側に抜いてしまえば「抜重」なんですが、
谷方向に上体が動いていけば「重心移動」なんですよね。
だから、ターンの切り替えの時には抜かずに耐える。
そして進行方向に対し、斜め谷方向に上体が動いていきながら脚が伸展することで重心を移動させていく、ということになります。

5.股関節を柔らかく使う
今までも何度も出てきたテーマです。
今回はみつまたファミリーでスピードを出して、
ターン内側の手を、板が落下方向を向いた時に雪面につけるような練習をしました。
手が雪面につくようにするには、内傾角がしっかり取れている必要があります。
管理人は最初はターン後半に手がついてしまっていましたが、何度かやるうちにいいタイミングで触れるようになりました。
内足の屈曲も大切になってきます。この時、スネの緊張感が無くならないように。
シーズン初めは、こういった極端な動きをやってみたりして、
まず体の可動域を広げることが大事だそうですよ。


シーズン初めから、こうして滑りをチェックして頂き
課題を明確にするのは、やっぱいいですね〜♪
陸上でもいろいろ意識してやってみたいと思います。
やっぱストレッチだな。。。


エッジのこの「幅」を
使うようにするんですね


スプリングキャンプ

今年は、このGW中に2日間(5/5〜6)が開催されたのみとなりました。
シーズンインと同じく、講習費と1泊2食(慰労会飲み放題♪)付きで¥24,000でした。
雪が多かったので、2日間ともGALAで開催。参加者は10名でした。
今回は全員が常連もしくは過去お会いしたことのある方でした。
(キャンプにご参加された方、今回は師匠の言った表現とかなり違う記述かもしれません。あまり参考にしないでね(笑))

1.大回りのエッジング
初日の午前中はエンターテイメントとジジを使って、大回り。
今季やったエッジングの要素なんですが、外足を押し出していくことにより
外足のインエッジが角付けされていきます。
外足を押し出していく方向は真横の方向ではなく、斜め前方のイメージですね。
この時に管理人がやったミスは、「斜め前方」を間違えて解釈し、
外足の小指方向を押そうとしてしまって、膝が割れてしまったこと。
そうではなく、外足の軸をまっすぐ押し出していく訳ですから
外足インエッジが立つように、拇指球のあたりを押していくことになります。
そして、管理人のエッジングは、ひねりが足りないからやっぱり甘い。
あと、外足を開き出しただけで、外足がずれたままターンを仕上げてしまっていました。
そうではなく、エッジが立つことによって後半は切れていく感じで仕上げるようにします。
この練習では、「リズミカルで動きのあるターンだなー」、と感じさせる滑りをどう出せるのか、
その一つの解が僅かですが見出せたような気がします。

2.コブで大〜中回り
午後はグルノーブルでコブ。
最初は、溝コブの無いエリアで大回り。浅いコブはありましたので、いわゆる不整地大回りですね。
そしてコース中盤の斜度変化以降の急斜面ラインコブでは、シュテムターンで中回り。
このあたりは、瞬時にどのようなライン取りをするかという判断力を鍛えることと、
もちろん斜面の起伏に対する対応力を高める練習ですね。

3.コブのラインを大きく回る
バンクターンの流行も過去のものとなり(笑)、最近はコブで回す滑りは影を潜めたように感じますね。
そんな中、バンクターンよりも外側のライン=コブの溝に全く入らないラインで滑ります。
ある意味コブの衝撃を受けないので、整地の小回りに近い感じです。
その後、以前のバンクラインでも滑ります。
この時、テールをズラして減速要素が出てしまうと、コブの溝に板のトップが落ちてしまいます。そうならないように。
管理人の場合は、上半身の左半分が元々ねじれていて、右肩が前に出ているが故に、
左手のストックの突く位置が「横」になってしまい、突くタイミングも早くなってしまっている。
そうではなく、コブの裏面に突くような意識で、もうワンテンポ遅いタイミングで突くようにする。
左外足が「詰まる」のは、これが理由の一つになっていたんですね。
家でリラックスする時、無意識に左肩左肘を背もたれの上に乗せてしまうことがあるんですが、
試しにリフトの上で、逆の右肩右肘を背もたれの上に乗せてみると、
まぁ〜違和感だらけで、全然リラックスできません(笑)
日常のクセなので、こういうこともやってみるといいんだそうです。

4.コブでの切り返し
この動きが、今回のキャンプでの管理人にとって、一番の発見でしたね。
コブを受けて切り替える局面での体の動きです。
@スネはきちんと前傾を維持する。
Aその上でターン後半からコブを受けるタイミングまでに、スネの谷方向に向かっての前傾角を取る。
 すなわち、スネが山側から谷側に動き、膝が山側から谷方向に動いてくるということですね。
 極端な表現ですが「クルマのワイパー」のワイパーの先端が膝と捉えて頂いて、ワイパー自体がスネ、とでも表現しましょうか。
 以前の「膝の先行」と結果として同義と捉えて良いと思います。
BAの動きが進むのと並行して(僅かに遅れて)、大腿の骨で膝を押していきます。

このBの動きですが、
まず猫背の管理人の場合は、背中を伸ばししっかりと骨盤を起こせるポジションに入ることが
最初の課題になります。
その上で、起こした骨盤を使って、大腿の骨を前に押していくんです。
これはなるほど〜な運動でしたね。
そしてこれは、整地でも同様の動きをします。
気が付くと、背筋が丸まってしまう管理人ですが、そうすると大腿骨を押すという力を作用させることが難しくなります。
また猫背矯正ベルトを装着しようかしら(笑)

5.重心の重みで外足エッジングを始動
2日目にやった内容ですが、管理人が講習当日は全然出来なかった内容でした。
おへその辺りにある重心が、高い位置から低い位置に入っていくことによって、外足が進展するようにします。
重心の重みを外足にしっかり伝えていくということですが、
おなかのあたりから外足を押し出していくような感じですね。
最初は中間姿勢から上下動を使って押し出します。
その後、低い姿勢からやってみます。
但し、外足に乗り込んでしまう動きはNGです。
あくまでも重心は両脚の真ん中。なので、スタンスも開いてしまうとダメですね。

これをショートリズムで、最初はプルークでやって、パラレルに展開していきます。
管理人の場合、その伸展がターン後半になってしまい、結果として斜面からの反発を受けて板がバタついてしまいました。
そうではなく、板が反発を受ける局面と、板に対して仕掛ける「タイミングを分ける」ということです。
板が落下方向を向いたタイミングで、外足をしっかり圧を伴って伸展していきます。
それにより外足がしっかり角付けされ、ズレ要素が少ない中でターン後半を迎え、
外からの圧を受けやすい局面で、ズレではなくキレてターンを仕上げていくということですね。

あと、ここでも4.の練習にある
「背中を起こし、骨盤を起こすことで大腿骨を使って外足に力を伝える」が求められます。
翌日フリーで練習した時、うまくハマると、外足がかなり安定するようになりました。
あとは、ひねりを自在に使えることです。


2日目は悪天候で視界が相当悪く、更に2日酔いで(笑)
技術力の無さ以上に上手く練習できませんでしたが、
飲み会が楽しかったから、やっぱ参加して良かったなぁ〜♪


初日はいい天気で
ビデオも撮影


ロングターン特訓

前日のショート特訓の参加者9名がそのまま翌日も受講した、このロング特訓。
2日連続で受けられたことで、理解が進みやすかったと思います。

1.スネの前傾
先ずは斜面を斜滑降から。
後半にやや切れ上がるようなターンで、スネの前傾を意識して滑ります。
コートを長く横切るよりも、なるべく短距離で板をたわませられる様にするのが理想です。
管理人には、上体が動いてしまって足元の動きが少ないという指摘。

2.角付け
斜面からの反発をしっかりもらう為には、角付けをしっかり行うことが大切です。
ターン後半に斜面からもらった反発を、次のターンに繋げていくわけですが、
管理人の場合、もっと両膝がターン内側に入るくらいの意識があってもいいとのこと。

管理人の滑りは、今までもエッジングが甘いケースが多く、
それはひねりが足りないことからもきています。
それゆえ、落差を取った滑りをすると、ジャッジから「落とされている」滑りに見えてしまうのです。
自らコントロールしてターンを作っている印象に見えないんですね。
「両膝をターン内側に入れる」意識だと、結果として外腰の骨盤で外足を押さえられるようなポジションに入って来て、
外足インエッジがしっかり角付けできるので、落とされている印象にはならないわけです。

3.重心移動
急斜面パラレルの中で、スネの前傾、角付け、重心移動を考えながら滑ります。
管理人への指摘は、右外足の動きが足りない。
これは、上下動の運動ではなく、重心移動が足りないという意味。
もっとターンの仕上げで外足に乗れる位置に体が入ってくることで外腰にタメを作ることが出来るようになり、
板に圧も溜まってきます。
外腰をしっかりスキーに乗せることで、スキーがたわむ位置に体が入ってくるということ。
但し、「板に体を合わせる」意識ではなく、「スキーが体の下に入ってくる」意識を持つことだ大事だともコメントがありました。

また、外足に乗り込もうとするあまり、「加圧過多」にならないように。
あくまでも重心は「両脚の中心」にある意識ですね。
おへその下の下腹部あたりに重りがあって、そこから両脚の間に向かってGを感じるというようなイメージでしょうか。。。

4.シュテムターンからの角付け
最初に普通のシュテム(外足開き出し)ターンをやります。
これは角付けを意識しないので、板がずれながらターンを描いていきます。
その後、開き出す外足を、しっかり角を付けた状態で出すターンをやってみます。
外足インエッジをしっかり立てて、雪面に深く切り込むような意識ですかね。
そしてその外足に、外腰からしっかり乗り込んでターンを仕上げます。
谷回りの始動を「待つ」のではなく、自ら仕掛けていく、そして山回りではなく
「谷回りで外からの圧を感じる」意識が大切で、
この練習によって、その感覚が掴めるということですね。
管理人の場合、この練習でも後半の仕上げが足りず、しっかり仕上げるようにとのコメントでした。

この練習には、ジャンプターン(切り替えで両脚で飛んで、着地の際に上述のシュテムでやろうとしている谷回りの位置に着地する)
も有効だそうです。正確な位置に着地してターン始動するのは、ちょっと難しそうですね。

今回の2日間の講習では、けっこう言葉では説明しづらいポイントが多かったような気がします。
ただ向かうべき方向は明確だったと思います。
ターン後半に走りを引き出し、ターンスピードを上げる滑り。
それには、ターン後半に雪面からの圧をもらってそれを次の谷回りにつなげる、ということ。

実際の滑りの中でやってみて、「あー、こういう運動か」というように、
実際に体得する理解の仕方が多かったです。
それゆえ、このレポの中でもちょっと上手く説明出来ていないところがありますので、ご了承ください。


気付きを多く得られた
素晴らしい講習でした♪


ショートターン特訓

1月3連休の2日目に開催されたワンデーレッスン。
申込開始後あっという間に10名の満員御礼です。
講習費¥9,900也。

1.外足の使い方から
最初に普通のプルークをやります。
これは、外足の開き出しにより、テールがずれてターン始動するもの。
その次は、板のテールを動かすのではなく、外足の板のトップをターンの内側に向かって動かすようにプルークします。
結果として、外足の足指を使ってターンを始動することになりますが、
腰も落ちない位置で滑ることになります。足指を使うので、カカトが浮いて脚は一定程度に伸展するイメージですね。
その次に、この足指の意識にプラスしてカカトも使ってパラレルスタンスで滑ります。
ターンの仕上げの時、腰の角度がスネの前傾角についていけるようにします。
この時、腰の位置が引けてしまうとNG。腰はしっかり外足についていける位置へ。
また、回転を出そうとするあまりに外足を踏ん張ってしまうと、体が起きてしまいます。
管理人は、左外足の仕上げが足りない(距離的に足りない)。
もう一歩仕上げる位置に体が入ってきていないというコメントでした。

そして、今季のメインテーマ、プルークでターン後半にスネの緊張感を持たせて滑ります。
この時、タングを押しつぶすまではいかない程度で仕上げます。
前回のシーズンインで、ターンの一部始終でスネを押しつぶすイメージを持っていたんですが、
あくまでも後半で、「緊張感を持つ」の程度だそうです。
ただ、管理人は、もともとターン後半で左外足のスネが起きやすいので、
意識としてはけっこう押す意識で滑ってちょうどいいような感じですね。

2.パラレルで
今度はプルークでやったスネの前傾角を、パラレルスタンスでやってみます。
この時、ターン後半の内足(山足)を外足(谷足)に引き寄せる動きをします。
外足は、板を滑らせて行きたい方向(落下方向ではなく、進行方向)に対して、
しっかり滑らせていくイメージをもって滑らせます。

3.外側の圧を感じる
ターン始動後、両脚で「外側に雪がある」ことを僅かに感じられるようにします。
これは、過去に「雪壁」という表現だったり、「谷回りで雪煙りを上げる」などとも言われていた部分ですね。
これは、次の日のロングターンに続きます。

この滑り、技術的には「ストレッチングターン」でもなく「ベンディングターン」でもない、
その中間の滑り方という表現もされていました。

翌日のロングターンでも、使う技術は一緒なので、
2日間の講習である程度完成したような印象ですね。


大丸の整地で
動きを確認


シーズンインキャンプ

昨年は参加できませんでしたが、毎年恒例の師匠のシーズンインキャンプ。
1泊2食&慰労会費込みの2日間で¥24,000と破格!
しこたま飲ませて頂きました♪
参加者は初日8名、2日目6名でした。

1.脛の前傾
今回のメインテーマは、この「スネの前傾」です。
2シーズン程前から講習の内容に入ってきた気がします。
先ずは普通のプルークをやって、滑りを「止める」時、脛は入ってなく、腰は後ろになっていることを確認します。
その上で、次はプルークスタンスから切り替えに向かって外足の脛を強めに前傾させていきます。
この時、脛に痛みを感じるくらいに押していきます。
脛の前傾により、足首にしっかり緊張感を持ち、且つ足指でしっかりとソールをわしづかみにすることができます。
この時、板のビンディングより少し前あたりに力が溜まるような意識で圧をかけていき、
板をしっかりしならせて滑ります。
当然、脛の前傾は両脚で行いますが、まずは外足をしっかり仕上げます。
管理人の場合、ひねりが足りず、外足インエッジが使えていないから、レールターンっぽくなっている。
そして左外足の脛の前傾が弱い。
その後、パラレルスタンスでも滑ります。

2.屈曲荷重
これが今年の教程のキーワードになっているんでしょうか。管理人は良く分かりませんが。。。
この屈曲荷重を間違えて理解してしまうケースがあるようです。
即ち、腰が折れ曲がったようなシルエットで外足に曲げ荷重しようとするような場合です。
そうではなく、しっかり肩関節、股関節、足首が一本の軸となって使える状態で外足に荷重する必要があります。
ここでは、切り替えからターン始動の時に、次の外足になる足を僅かに体のほうに引き寄せる練習をします。
結果として、外向傾のような感じになります。これは、あくまでも「結果」として。
外向傾を自ら作りに行ってはいけません。
そうすると、外足に屈曲荷重しやすい位置になります。
屈曲荷重を形からやろうとしてはいけません。

3.谷足への乗り込み
プルークで、ターン後半の圧がかかる辺りのタイミングで両手を下げて、
切り替えから次の谷回りにかけて、谷側の腕を前に振り、山側の腕を後ろに振ります。
ここでの狙いは、しっかり谷足に乗り込むこと。手だけの動きになってはいけません。
師匠曰く、実際の滑りにおいても、ターン後半に谷足に乗り込んでいく意識があるとのこと。
この練習も、フリーで滑る時に何度かやってみたいですね。
管理人の場合、肩回りを固めてしまう傾向が強いので、
しっかり下半身から動いていくように。

4.コブ
かぐらでの講習だったので、午後は必然的にコブ練習。
固めのバーンコンディションの中での練習になりましたが、
ここでもスネの前傾をキープしつつ、膝の切り返しを意識するようにします。
管理人の場合は、前のめりになったり、脛の前傾が甘くなったりする場面が頻発しました。
固い斜面では、とにかく脚を柔らかく使えるように。

今回も発見と収穫があった、いい講習でした。
シーズン最初、やはり羅針盤となる講習は貴重な機会ですね。
今季もちょっとしか滑れませんが、僅かでも進化できるようにしたいです。


谷足への乗り込み
反復練習要ですね

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