練習ノート2011〜12

2011〜2012シーズンに、スクールで教わった内容を纏めています。
*あくまでも個人的な印象や教わった内容をコメントしていますので、
あまり参考になさらずに、実際に受講してみてください。

INDEX
(スクール名の明記ないものは、石打丸山です。)

2012シーズン

春コブマスターキャンプ

ショートターン特訓A

コブ特訓

ショートターン特訓@

プライベートレッスン

2011シーズン

GWキャンプ

エキスパートレッスン

コブ特訓

エキスパートレッスン

総合特訓キャンプ

プライベートレッスン


春コブマスターキャンプ

講習代と宿泊代で¥26,400のキャンプです。
今回も定員10名で開催ですが、
大半の方が常連さんでした(笑)

1.胸、肩でブロック
最初は、整地で動きの確認です。
いくつか、今季教わった外足の使い方をやった後、
ターン内側のストックのグリップを胸のあたりに持って行き、
ストックリングを前に出していきます。
向きは、両スキーの真ん中あたりです。
これによって、僅かですがターン内側をブロックするような感じになります。
今季教わってきた支点の位置と合う練習ですね。

2.ターン内手のストックリングを引きずらない
最初は整地で、その後コブの中で、
突いた内側のストックリングをすぐに上げるようにします。
これ、意外に難しかったですね!
内側のストックを引きずってしまうのは、結果として体が山側に残っているから。
ストックを上げ、これに頼らないようにすることで、
結果、谷足に乗れる位置へ入ることができるようになるんですね。
この時、ちゃんと両足で乗れるようにすること。
そして、谷側のストックも上がり過ぎないように。

3.コブの中の目線
以前なら、上体はフォールラインにブロックし、
ジャッジから見てゼッケンがずっと正面を向き続ける、ってのが良い滑りでした。
今は、外足をいかに滑らせるか、その為に体をどう使っていくかを考えます。
自然と目線も少し横を向いていきます。
コブを「受け」たところから見ていくのは、次のコブの外側の辺り。
イメージ的には「谷スキーのトップ」に近いでしょうか。
僕場合は、胸の向きを、もっと横に向けること。
コブを受ける位置で目線を落下方向に落とし過ぎてしまっていたから、
板が早くスピンしてしまって、ターン弧にならないうちに、コブの裏側の斜面に入ってしまっていました。
もう少し横の移動が欲しいですね。ここは課題です。

4.「受ける→受ける」滑りは評価が伸びない
板が縦に落ち過ぎてしまうと、コブを受ける→衝撃を吸収する→次のコブに向けて板を落とす→次のコブも受ける
といった滑りになります。端的なのがモーググラーのような滑り。
この滑りでは評価は伸びず、「受けた後の動き」が出てくるかどうか、なんですね。

5.ターン後半では、腰を乗せる
これも整地の練習で今季やりましたね。
外足に推進力を与えるために、外側の軸を谷側に起こしていく。
それにより外側の脇腹あたりから外腰を押さえるように使っていきます。
2.でやったストックの意識の練習も、ここにつながってきます。
コブでもこれが大切なんですね。

6.整地ショートの軌道を横滑り
一方向を向いたまま、ショートターンの軌道をなぞるように
横滑りをしていきます。
インスペクションのような感じです。
この、ずらしながら横移動が大事な運動なんですね。
苦手なほうが出ました。

7.受ける時は「両脚を伸ばす」意識
コブを受ける瞬間には、なるべく高い姿勢で入れるようにします。
つまり、両脚を伸ばすことですね。
「受ける手前で脚を曲げてしまう」使い方の方もいましたが、そうではないということです。
受けた直後に膝関節で吸収して、そこから横移動があって、
次のターンに向かってまた両脚が伸びていく、ということです。

8.自分へのコメント
左外足のときに、少し体が前に入っている。だから股関節のサスペンションが使いにくい。
もう少し、高い位置で。
そして、もうちょっと、後で受けると移動が出てくるようになる。

スクールのシーズンラストトレーニング、
今回も入ってよかったと心から思います。


2日目は、大丸に
ラインを掘りました


ショートターン特訓A

キャンセル待ち3番目だったのに、運良く順番が回ってきました。

1.ストックを振り回す
なんて書くと練習じゃないように見えますが(笑)。
傍から見ると、そう見える練習です。
最初にフリーで我々が滑ったのを見て、師匠は「タイミングが合ってない。外足に乗れていない」とのコメント。
そこでこの練習なんですね。
ストックを上下さかさまに持って、ターン方向に振り回します。
振り回し切った状態を作ると、体がターンの内側に大きく捻られて、
外骨盤が強制的に前に出てきます。
「骨盤の下側を前に出していく」ことを実感しながらターンできる練習ですね。
ストックを使わなくとも、両手を振っても出来る練習です(今季、以前にやりました)。

2.2つの滑り方を体得する
従来の「股関節を曲げてお尻を後に突き出す」滑りで
プルークをやった後に、今の滑りでプルークをやってみます。
今の滑り=胸の辺りに支点を置き、ふくらはぎを当てながら、お尻の位置はビンディングの辺りにセットして、
胸から上はちゃんと前傾姿勢を崩さない滑り。

3.上体の構え方
イメージは、「大きなボールを抱えるように」。
背筋を伸ばして使うのではなく、背中を少し丸くして構えるんですね。
猫背の僕には、やりやすいです(笑)。

4.お尻の使い方
外足のお尻に「えくぼ」を作るようにして、プルークします。
結果的に、骨盤の下側を前に出していくことと同じ動きになりますね。

5.ショートターンの「ライン」
師匠がショートターンの「溝」を掘り、
そこを滑っていきます。
落差がかなりあるラインです。
自分の滑りの落差がいかに無いかが良く分かりましたね。

6.ターン後半外足小指の使い方
外足の小指に乗っていくのは、以前の講習で練習しましたが、
この小指に一気に乗ろうとするのではなく、
外側の脇腹に緊張感をもって、そこから外足小指を、じっくりと、板は進行しながらずらす意識で
踏んでいきます。
そして、落差を取ることにつながると思うのですが、
外足の角を外していきながら、外側骨盤下側を前に出していくことで、外スキーを走らせていきます。
この時点で、角が残っていると重心が山側に残ってしまいます。
しっかり角を外した状態で、少し横移動をしてから次のターンに入るようにします。
ターンスペースを広く取ったショートターンになるんですね。

7.運動の違いが分かりやすくなる方法
スキー板を脱いで、ブーツだけで立ち
カカトを接地してつま先を上げた状態で足を左右に振ると、
ひねり動作を実感でき、骨盤も動いていく感じがします。
逆につま先を接地して、カカトを浮かせた状態で同じことをやると、
脛が入って、膝下の運動が多くなる感じがします。

脛が入ってしまうと、どうしても「上半身がかぶって、お尻が落ちた」滑りになってしまうので、
ここの修正をよくコメントしていました日でしたね。
今回も、いい練習になりました!



コブ特訓

今回も師匠のワンデーレッスンです。
10名定員参加で、同じく¥9,450でした。

1.ターン後半に外足のトップを浮かせる
最初に大丸の不整地(しかも新雪パウダーが膝下!)を2本アップ!
板は縦に動かさないと、転んでしまいます。

その後、隣の整地で脚の動き方を練習します。
最初は、ショートリズムで、ターン後半に、
テールに重心を乗せるように、お尻をついていかせながら、結果として外足のトップが浮くまで前に出していきます。
骨盤を前に出すようにすれば、腰は必然的に前になるんですね。
しかもターン後半に外足小指で押さえる意識をもって滑るようにするので、
角は立てない位置=面で滑る位置に入ってくる。
以前とは全く別の位置に入ってくるんですね。
脛を使わないわけですから。
外足で脛を使ってしまうと、結果的に角を外すことが出来ず、角が残ったままになってしまうんですね。

この時、しっかり「軸」を使えるように。
それから、コブでストックを突く位置は、従来の「前に突き出す」位置ではなく、
テールになります。

2.軸を使う時の支点の位置
支点は、みぞおちより少し上の位置を意識して滑ります。
従来の股関節を支点にしてしまうと、
「頭は前、腰は後、体がかぶる」という姿になります。

3.内足の使い方
今回の講習では、ザイラーコースにコブを掘りました。
中斜面で深過ぎない、滑りやすいコブを使って
体の動きを再確認します。
コブの中では、内足の役割を「外足の為に使う」と考えます。
内足の大腿を外足に寄せ続ける意識にすると、
スタンスがバラけないですね。
少しスピードを抑えた中で、しっかり内足を寄せていきます。
なるほど、安定感が増しますね!

4.手の構え
ストックを構える位置は、両手を真横に広げたら180度として、
90度より少し広め。手を前に出さないように。
手を前に出すと、「ストックは前、腰は後ろ」になりますからね。

5.手を規制する
片方のストックを脇に抱えて、コブを滑ります。
これは、やってみるとすごい難しいですね!
僕の場合、右ストックを抱えるほうがうまく乗れない。
苦手な左外足の際に、きっかけをストックに求められないからでしょうね。
この時も、内足を寄せる意識をしっかり持ち続けること。

6.自分へのコメント
自分の場合、苦手な右ターンで脛が入りやすい。
ターン後半にふくらはぎは当たる意識を持つ。
わき腹あたりからねじっていくように。

今回の練習では、
わき腹にクッションが入って、首が動かなくなりました。
苦手な右ターンの左外足でも、骨盤の意識によって
かなりスムーズに動くフィーリングが得られてきました。
今回も参加して、とてもよかったですね。


膝下非圧雪は
いい練習ですね!

ザイラーのコブ
滑りやすかった!


ショートターン特訓

師匠のワンデーレッスン、今回は8人の参加者でした。
¥9,450也。

1.プルークで外足の運動確認
最初にマットコースで小回りしたら、「後半のプレッシャーが強い」との指摘。
今回も、前回のプライベート同様、プルークスタンスから練習開始。
前回書いた内容も含め、ポイントを纏めると、
@外足膝関節、股間節をまっすぐ伸ばす
Aつま先、足の甲の付け根、ふくらはぎをブーツにつける
B外側に「圧」を求めにいく
C「圧」が来たら、小指側を押さえていく
Dお尻を板に乗せるようにして、テールにしっかり圧をかける=板が走る

外足関節を曲げずに側圧を求めるようにします。
側圧が来たら、小指側を徐々に押さえていきます。
これを膝下の動きだけでやったりすると、膝が割れます。
体が横を向くくらいに、しっかり回し込みながら、
これを小回りのリズムで滑っていきます。

2.自分へのコメント@
ふくらはぎがブーツにめり込むように滑ろうとしたら、
膝関節を曲げてしまって、膝から上体が後ろに反ってしまってました。
こうなると「おへそが上を見ている」状態になっちゃいます。こうならないように。
へその向きは、基本的に板の進行方向且つ正面なわけです。

3.自分へのコメントA
ひねり動作を止めない。
左外足の際に、股関節を曲げてしまい、結果「詰まっている」。
骨盤の下側を前に出すようにして、お尻を板に乗せていくようにする。
左側の「あばら」からひねっていくようにする。
外側のわき腹から外足の小指側に圧をかけていく意識をしっかり持つ。

4.プルーク練習
山足を少しだけ山側に出して、その外足に乗っていくように滑ります。
この時出す山足は、出し過ぎると「角付け」されてしまい、そこから動けなくなるので、ちょっとにします。

5.内足の使い方
「雪を外足に掛けるように」までは、前回のレッスンでやりましたが、
内足は「膝関節を曲げ、足首を使う」、即ち、数年前まで外足で使っていた技術ですね!
内足では、この動きをすることで、畳むことができるというわけです。
「外足は伸ばして、内足は曲げる」という単純なことではないんですね。
この練習として、外足をリフトアップして、内足だけで滑ります。
この時の内足は小指側から親指側に重心を移していきます。
角を外す=フェースコントロールになりますね。
リフトアップした外足を、内足の上にクロスする滑りもやりました。
体をターン内側に入れる意識ではなく、腰を乗せていく意識で外足に対して雪を掛けていく、
そういう使い方が必要なんですね。

6.ショートの「視線」
従来であれば、視線は落下方向を一点に見て、小刻みなショートターンをしていたわけですが、
そうではなく、3ターン目以降は、少し左右に目線を「切って」いく。
そして板の数メートル先を「先読み」するように見ていく。
これも慣れないと、何ともしっくりこないですね〜。
何度もやってみないと。

7.疑問だったこと
外足のカカトを浮かせて滑る練習。それが本当に実践の滑りでも使う技術なの?って思ってましたが、
高速で滑ると、浮いていたカカトも浮かなくなる。
それは、曲げようといういう意識でそうなるのではなく、外力で結果的にそうなるんですね。


今回もプルークは
グリーンで実施

あと何回レッスンを
受ければ・・・


プライベートレッスン

昨年同様に、師匠にレッスンをお願いしました。
今回は、最長の3日間!
29、31日は3名参加で¥10,000、30日は4名参加で¥9,500でした。

1.カカトを浮かせてターン
昨年よりも更に「体幹」を意識したターン運動になりますが、
ブーツの形状によって、普通に立つと膝関節が曲がってお尻が少し後方になります。
この時に更に膝を入れて滑ってしまうことで、脛がブーツのタングに押されるようになります。
そうではなく、足の甲をブーツに押し当て、膝関節を伸ばし、ふくらはぎでブーツの後ろ側を押すようにします。
この時、カカトは浮いてます。拇指球〜足指でブーツのソールをつかんでいるようなフィーリングですね。
感覚としては、すごい「後ろ」になっているような気がするんですが、
見た目にはそんなに後ろにならないポジションですね。
この位置を作ることによって、この後の「体幹」を意識しやすくなります。
先ずはプルークで、ロングターンのリズムで滑っていきます。

2.体幹が起きて、アウトエッジを踏んでいく
1.の姿勢をキープして、即ち膝関節を伸ばした状態で、
外足を山側にまっすぐ踏み出していく(=押し出していく)ことで、
結果、角が立ったスキー板に圧を掛けてターンができるようになります。
押し出しながら谷回りを作っていくので、
この時の滑りを例えるなら「エンジンブレーキ」を掛けながら滑っているような感じです。
ターンでスピードをコントロールしていきます。
やがて、その「体幹」が起き上がって、外足のエッジが緩んできます。
ニュートラルに向かっていくわけですね。
その際に、外足の小指で板を押さえつけるようにしていきます。
この時、僕は膝が入ってしまってました。
膝が入ると、シルエットとしては「体幹が曲がった」状態になってしまうんですね。
これは、正しい使い方ではありません。
この姿勢を修正する為に、ストックをブーツ後方〜骨盤のラインに合わせてプルークし、
体幹が曲がっていないか確認をしました。
また、「体幹」を強制的に出す為に、
ターン内側に思いっきり体をひねって、自分の後方を見るようにターンすることで、
結果として外足の体軸を作る練習もしました。

3.捻り動作
1.2.の動作をする時に、外足の捻りをしっかり出していくようにします。
元々「捻り動作って何?」というのが、管理人の滑り。
胸辺りを支点に、足全体がターン内側に回転する力を求めていくような(?)、
そんな感じで外足をひねって滑っていきます。
下の写真に図示してみました。
この赤矢印が、胸のほうまでたくさん書かれている(=力が作用している)、そんなイメージですね。
何本も繰り返し練習した結果として、
お尻が外スキーのテールについていくようなフィーリングが得られてきました。

4.内足の使い方
1〜3の練習をプルークで一通りやったら、今度はパラレルスタンスで。
外足は同じ使い方をしますが、内足は「外足に雪を掛けるような」感じで使っていきます。
この感覚は、昨シーズンから教わっていましたね。
できたかどうかは別にして、イメージは湧きました。

5.ショートターン
運動要領は、全く同じです。
先ずはプルークでショートリズムで滑ります。
この時に、小指側に体軸ごと乗って行き、ずらさないようにします。
結果として、ストックを突く位置は、以前のそれより後ろ寄りになりますね。
これは、GWキャンプの時にやった、ストックを突く位置を後にする練習と同じですね。
繋がってるな〜(笑)。

僕の場合は、脛を押し当ててしまってて、且つ上体が被ってる。
もっと落差を取って、ターン後半の板の走りが出せるように。
右ターンで「詰まる」のは、被ってるから。
これがコブの滑りにも出てしまっている。

3日間、このテーマで集中的にやりました。
キャンプに入ったのと同じくらい練習できたんじゃないかな?
値段的には、キャンプよりちょっとお得!?
いい練習ができました。


マットでフリー大回り
その後パーツ練習

グリーンで講習
王道です!

「ひねり」のイメージ
胸より下の体幹を捻る

GWキャンプ

昨年に引き続き、GWキャンプに参加しました。
5/2〜5の4日間の開催でしたが、真ん中の2日だけ参加しました。
10人参加(だっけ?)、2日間の講習費で¥19,000でした。

1.ストックを突く位置を変えてみる
先ずロングターンの突き方ですが、ロングは雪面を撫でるように突いていきますが
少し体の後ろの方で突くようにしていきます。
今までならば、体よりは少し前に構えて突いていくイメージでしたね。
ストックの突き方は、かなり体に染み込んでいる動きなので
修正をしようとするのは、結構難しいですね。

2.スタンスに差をつけて「動く」
最初に内足を前に出して、外足を後ろに引いた状態でロングをやってみます。
インラインでやるパラレルターンみたいな感じですね。
ニュートラルで左右を入れ替えます。
その後に内足を引いて、外足を前に出したロングをやります。
この時、以前教わった「ヒップモーション」の動きが外足には出てきます。
その次に、ニュートラルで左右を一気に入れ替えるのではなく、
ターン後半からターン前半にかけてじっくりと左右を入れ替えていきます。
スキー操作のなかで「運動がある」と言うと、上下動を指すことが多いですが
こういった操作の中にも運動はある、ということだそうです。

3.ショートでダブルストック
メインの斜面を使って、ショートターンをやるのですが
谷側の手は谷足のテール方向へ、山側の手は山足のトップ方向へ
ダブルストックをしていきます。
この時、ストックを薬指と小指でしっかり握ること。
その上で、脚を使ってストックを突く動作をするようにすること。
この運動をすると結果として、
山足の膝頭の向きが僅かに谷を向いてきます。
山側の大腿はターン内側にひねられるような感じになります。

僕の場合は、ターン弧に左右差が出ましたね。
右外足の左ターンの方が、反対側よりも落下が大きくなってしまう。

4.ニュートラルポジションを探す
スネの話なんですが、ブーツのタングを押し当てるような滑りをすると
結果としてお尻が落ちていて、体が遅れているように見えてしまうことがあります。
そこで、あまり膝の曲げは意識せずに、
ふくらはぎがブーツの後ろ側にちょっと付くような意識で立ってみます。
更にその位置をキープしながら、プルークスタンスでショートをやってみます。
これは、板をまっすぐ上から踏んで圧を加えることができるポジションですね!
しっかりエッジングできる板の角度をつけて、この位置からしっかり板に圧をかけ、
たわませてターンを仕上げるということです。
「板が軽く見える滑り」をしてしまう僕にとっては、ここを改善することが重要ですね。

5.1.と2.の復習
2日目は、ロングターンの中での復習です。
僕の場合は、前後差をつける練習の時に、重心の位置が胸の位置にあって
脚の動きでストックを突こうとしないから、結果手だけ下げてストックを突こうとしていたようです。
そして、重心はおへその辺りで。
この点、インラインでの滑りとは体の使い方を分けなければいけないようです。
上体から押さえつけようとしないこと。
そして、体からターンに入る(=足元の動きよりも傾きを先に出そうとする)動きを出来るだけ抑えること。
スタンスを狭い中でできるようにすること(体からターンに入らないようにする為に。スタンスが広くなると結果として傾きも大きくなる)。

それからストックを体の後ろで、握らずに両手首で持ってターンもしてみました。
ストックが落ちないようにターンをすると、結果次にストックを突く手は自分の体の前には来ないですね。
腕の動きの矯正ができます。
でも、やっぱり前に出したくなりますが・・・。

更にストックを突く手が前に巻き込んでこないようにするために、
親指をストックの上部を上から持つというのもやりました。
これだと回し込む動作をやりにくくなりますね。

6.ショートのストックワーク
3.でやったダブルストックの外手を突かないようにして、ショートをやってみます。
この時に重要なのは、両手が視界の中に入っていること。
その中で内手を、内足テール方向に突いていきます。
決して内手を前に振りかざしてからテールを突かない(僕はけっこうこれをやってました)。
脚部のシルエットとしては、ストックを前に突こうとした時とそんなに大差はありません。
違いは、大腿が捻られていることと、膝頭が次のターン方向を向いていることですね。
何度もやってみましたが、かなりの違和感でしたね。
あとは、この動きを手だけにならないように気をつけて練習すること。

ただ、講習後に何度かコブでやってみて納得が行ったのは
「山足で谷足を押していく」動作が今までよりもしやすくなったことです。
あとは、確かに膝の向きは修正されてきていること。

講習の最後にも、コブでこのストックワークをやったんですが、
かなり姿勢が「起きている」状態になります。
上体の角度は、斜面に対して90度ではなく、水平線に対して90度(即ち、斜面に対しては110〜120度くらいになる)くらいが
上体を被せずに滑れるようですね。
このあたりも、けっこう滑り込んでみないと、しっくりいかなそうです。

2日間の講習では、全てが「ストック」につながる練習でしたね。
毎年この時期は「??」なことが解決できないままにシーズンを終えますが
それもスキー技術の進化に合わせていくために、必要なことなんでしょう。

今回も常連さんがたくさんで、楽しい講習でした。


3日午後はかぐらで


4日はみつまたで
ストックの練習中

エキスパートレッスン

今季初めて週末にエキスパートレッスンが開催されました。
受講生は僕を含めて5名で、秀斗さんが担当。
とても贅沢なレッスンですね。
受講料は¥8,000です。

1.スキーと重心
ターンの作り方として、
@重心の位置は動かさずにスキーを操作する
Aスキーの軌道は動かさずに、重心を移動する
Bその間、つまり両方を使う
という3つを、シュテムターンをやって確認しました。
@は、普通に外足を開き出して内足を添えていく、ごくごく普通のシュテムターン。
Aは、内足を開き出して、そこに重心をついていかせるターン(結果として外足の軸がよく見える。)
Bは、内足に重心が移動してから、外足を操作するターン
というものでした。
Aの内足の開き出しは、あくまでも重心を内足に移動させながらなので、
内スキーの角は立てない意識ということになります。
おへその位置が、内足方向に移動する、そんなイメージになります。

シュテムでやった後は、プルークの横滑りで確認。
更に、パラレルスタンスに展開していきます。
スタンスは広くして、運動が分かるように。
僕の場合、左ターンの時に外肩が引けてしまってうまく外スキーを使えなかったことと、
ここでもやっぱり上に抜けてしまったようですね。

先生がターンしたシュプールを確認すると
谷足も山足も同じくらいの溝が出来てます。
内足も外足と同じくらいに圧をかけて滑っているわけですね。

2.重心移動
今季言われている重心移動の仕方ですが
体幹主導のターンとも言われているわけです。
谷足(=内足)へ重心を移動していく時には、内側の軸が曲がらずに谷側へ曲がっていく必要がある。
この時に、肩甲骨を落としていく意識がいいようです。
確かに「内くるぶし、内側の骨盤、内側の肩甲骨」を結ぶラインが
まっすぐ倒れていけばいいのですね。
僕の場合、内膝が少し曲がってしまい、外足の運動をブロックしてしまっていたようです。
内足も「板にまっすぐ乗る」意識で修正しました。

3.上体をブロックして大回り
山頂ゲレンデに移動して、腕のバランスに頼らないで体軸を倒していく練習をします。
手を胸の位置でクロスして(この時はストックを持っていましたが、持たなくてもいいでしょう)、
重心移動に気をつけながら、落差を取らないように大回りをしました。
腕でバランスを取っていて、体だけでバランスが取れないと
こういった体の動きを規制した時に、ターン弧が急激になるなど、悪影響が出てきます。
きちんとおへそが内足方向に移動してくるように、重心移動します。

4.小回り
小回りでも同じように、「内側に重心が移動してから、ターンに入る」動きをやってみます。
最初は整地でやりましたが、コブの中でも同じ動きができるようにやりました。
コブの中ではバンクのラインを使って、脚を伸ばして使う意識の中で、
重心移動をしっかりやりながら滑りました。
原理は分かりましたが、やってみると難しかったですね〜。

予約制の講習がなかなか取れない中では
日程さえ合えば、このエキスパートレッスンはオススメですね♪


シュテムで練習です
意外に難しい

グリーンの緩斜面を
横滑りで確認

滑走ラインを見て
圧の掛かり方を確認

両手をクロスして
大回りです

コブ特訓

1日レッスンで¥9,450のコースです。
今回も常連さんが6名、なじみの顔ばかりです。

1.閉脚の意識
この日は、観光のコブを使いました。
昨日までのザラメの湿雪の上に20cmくらいの重い新雪が乗ったコンディション。
コブのラインは、かなり埋まってました。
ラインは縦に長く、しっかりずらしていかないとスピードコントロールができない斜面状況。
このラインを掘り起こしつつ、新雪の斜面でも滑りました。
先ずはスタンスが広くなってしまっていたので、
閉脚でひねり動作が出せるようにします。

2.ずらし方
観光の整地で閉脚を意識しながら山足の親指とくるぶしで
谷足を押さえつけるようにして、ずらしていきます。
もちろん、谷足は小指、薬指あたりを押さえるようにして、
斜面に対して角を立てないような位置にしてずらしていきます。
この時、膝がしらが斜面下方向に向いてきます。
これは、足元の動きが出来ていれば、結果として出てくる運動ですね。
最初は高い姿勢でやって、次に低い姿勢でやっていきます。

僕の場合は、もう少し早いタイミングで押さえつけられるように。
特に左ターンの、左山足。

3.谷足リフトアップ
山足のずらしでコブを滑っていく為に、内足をリフトアップして
山足だけでコブに入っていきます。
山足だけでずらすには、正しい脛の前傾角で、カカト加重にしながら
親指を押さえつけていく必要があります。
この時の練習では、コブの壁に対してまっすぐ削っていきます。
エッジが残ってしまうと板が前に走り出すので
あくまでもまっすぐにずらします。

4.トップを落とす
よくコブ斜面を滑る時のポイントとして「トップを落とす」って言いますが
今回の練習の意識としては、3.でやった谷足ずらしの意識を忘れないで両脚でずらしていきますが
コブの溝に到達する前にトップを落下方向へ向けていきます。
このことで次のコブでずらすためのポジションに入りやすくなるんですね。
また、ずれずれの滑りであっても、このトップの向きを変えることで
ジャッジから見ると、「ターンしている」って見えるんですね。
一定速度でずらして、この「切り替えで板のトップを谷方向へもっていく」ことで
ターンポジションは必然的に出来、安定したターンに見えるということです。

この時にも「角が立っていない」=「面で受けている」ことが重要です。
エッジが残っているから、衝撃を受けるんですね。
僕の場合は、右ターンの時の左足の足首はもう少し谷方向になるように。

とにかく、コブは山足のずらしの意識で滑るってことですね。
なかなか上達できないコブで、いいヒントを頂きました。


観光の新雪コブ
斜度変化の前です

ずらしを念入りに
練習しました!

エキスパートレッスン

不定期に開催される、当日申込可能なレッスン(1日のみ、¥8,000)。
タイミングよく、受講できました。
この日の受講生は5名です。

1.フリーストックで大回り
腕を組んで、腕のバランスを使わずに大回りをしていきます。
もちろん、今季の技術の滑りで。
体の動きは、僕の言い方で言えば「メトロノーム」の動きですね。
針が体の動きで、軸になってるところがスキー板(ブーツ)で、
軸はまさにメトロノームのように、脚を曲げたりすることなく倒れたり、起きたりして
ターン運動を形成していくわけです。
外足を曲げないように、スキーと体を同調させて滑ります。

スキー板を、まっすぐ真上から踏んでいくようにして、
メトロノームのように軸を寝かせたり起こしたりすることで、
ジャッジには「ターンをしている」と見せることが出来ます。
軸が起きる場面についても、落下方向への移動だから
決して「抜ける」立ち上がり動作にはならない。
滑走感はそれほど角度をつけている意識が無い。
それでいいんです。内傾角を出す意識を持たずに滑ることが大事なんですね。
結果として内側に傾いているわけですから。

僕の場合、首から入らないように。
意識ばかりが先行すると、そうなる。
あとは、抜かない。

2.ヒップモーション
外スキーをまっすぐ真上から踏んでいけるポジションは、どうやって作るか。
ここでは、大回りの時外側のお尻を前に「グッ」と出していくようにします。
そうすると、結果的に脚とスキーの位置関係がまっすぐに修正される(=スキーに正対する)んですね。
この時も、外足を曲げないように使います。
結果的に内側の腰に「ため」ができるようなフィーリングもありますが、
これはあくまでも結果として。意識してやりません。

もし股関節を曲げて使ってしまうと
お尻が落ちて、ポジションが後ろになっちゃうから、伸ばして使います。

僕の場合、左ターンで左内足が曲がって外傾になってる。
頭から入らないように。

3.レールターン
緩斜面で、両足に圧を加えることを意識するために、
レールターンをやってみます。
これは、中央斜滑降コースでやりました。

4.ショートターンでの意識
ここでは、外足も曲げて使います。
ターン後半で外側のくるぶしに乗っていくようにします。
言い換えて、谷足の薬指〜小指を使っていくというのでもいいみたいです。
最初は、ずらし幅を長く取り、しっかり乗っていけるように。
少しづつリズムを取りながら、ショートターンにしていきます。

止まってる状態で、谷足を浮かせて、その谷足の小指側に力を入れると
特にエッジングすることなく、板が内側にスライドするんですね。
この動きですよ。

僕の場合は、とにかく抜けないこと。

今季、「谷回りの連続」という言葉をよく聞きます。
言葉だけに惑わされて滑ると、落下ばかり多くなって、ターンにならない(だって山回りが出来ない!?)。
でも、実はこれは「身体運動の谷回り」の連続と言うことだったんですね。
今のターン運動は、2軸の使い方で説明ができるわけで
山足だった足が谷足に変わる過程で、即ちターンの外足のことなんですが
運動としては同一の運動をしているんですよね。
ターン弧は「谷回り→山回り」をしているんですけど。

ターン弧の「谷回り、山回り」と身体運動の「谷回り」は違うってことです。


マットで講習です

空いてるゲレンデ

総合特訓キャンプ

今回も募集開始から数分で定員に達したキャンプ。
講習代と宿泊費で¥26,400でした。
受講生の内訳は、テク5名、1級5名でした(多分)。

1.フリーストックで大回り
最初にこの練習を大丸の整地で。
整地と言っても、けっこう雪が溜まってて足元が怖いコンディション。
そんな雪質の中で、足元がおぼつかなくなるのは、
足首を使えていないからなんですね。
ブーツの中が使えていないと、安定した滑りにはならないというわけです。

2.外軸(1)
ワイドスタンスで外足を曲げずに内足を曲げてターン。
外足の内側、カカトから親指あたりを押さえていくように滑っていきます。
以前、「両足の太ももの内側にまっすぐパワーラインが入る」というようなことを教わった(言葉は違いますが)んですが
両脚にそれぞれ軸が出来て、それは骨の部分であるんだけれど
それに加えて太ももの内側にラインを感じるのも重要なんですよね。

んで前回と同様、外足の軸をまっすぐ使っていくんですが
「外スキーに対していいポジションはどこか」と考えると、
やはりスキーに真上から乗っていけるポジションがいいわけです。
外軸を起こしていく時に、その外足は次の内足になっていくので
徐々に脚を曲げながら、内足の真上に重心を移していく。
内足の板は徐々にフラットになっていく、そしてサイドスリップしていきます。
軸の長さが、重心移動と共に短くなっていく意識=次の内足になる足は徐々に短くなっていく。

3.低い姿勢の中で
これ以上お尻が落ちない位置(お尻がビンディングにつかない程度)にして大回りをしたり
クローチング姿勢の中で大回りをしていきます。

4.外軸(2)
今季言われている「谷回り」における「谷足」は
グリュニゲンターンで接地している足のことを結果として言いますね。
ということでグリュニゲンを意識して(そこまで接地しない足をあげないけど)滑ります。

5.外軸(3)
キャンプ2日目には、モサモサの新雪が40センチくらいのコンディション。
「こんな時しかできない練習を」ということで、大回りの、時計で言うと「9時と3時」の位置で内側に転んで
すぐに起きる(=ターン運動の中で一度転んでもすぐにターンに戻る)というのをやりました。
この時、外足は少し外側に押し出して、そこに3時から6時(9時から6時)にかけて押し出した外足に、軸をまっすぐにする意識で
重心移動していきます。
間違っても頭から、腰から、膝から入ってはいけない。

これは苦手なターンが良く出ましたね。
僕は以前から右ターンが苦手ですが、苦手なターンの内足(=右足)の曲げが足りない為に
すんなりと転倒することができないんですね。
逆に得意な左ターンでは、もう少しやりやすい。
転倒はしないまでも内手を同じ場所で接地させる練習もしました。
苦手なターン内側の足は、同じ脚の曲げた量であっても、「苦しい」んですね。
ここは、今後の課題です。

6.ショートでも外軸
ショートターンでも同じ動きが求められます。
僕の場合は、ゼッケンが真下を向いたままになっている為に
上述の運動が出来ていない。
もっと左右を向いてよいとのこと。
即ち、今までの「逆ひねり」の運動だと、内側の腰を引いてしまうような使い方になるから
内腰が開く=膝が割れるという現象が出ちゃうわけです。
この部分は、大きな違いだな〜と感じますね。

7.プルークスタンスで外軸
前回のプライベートでもやった練習ですが、ストックをビンディングとブーツの間に立て
両脚の体軸をストックの動きで表現していきます。
僕の場合は苦手な右ターンで重心が両脚の真ん中に移動してしまってました。
正しくは、屈曲させた内足に対して、上からまっすぐ乗り込んでいく(板、膝、肩甲骨がまっすぐ1本のライン上にある)。
この時、ニュートラルポジションでは一度、両足を伸ばした体勢に戻すこと。
谷足の、山側エッジを残して体を起こすと、「上に抜ける」ことになりますが
谷足がフラットになっている中で体を起こすと、「谷への移動」になる。
これはジャッジへの見え方が全然違うそうです。

それから次の内足に上から乗っていかずに、真横に重心移動してはダメなんですね。
僕の課題としては、右外足を出していく時にも、お尻を落としながらしないように。

8.両脚で「ニュートラルポジション」は違う
これは今回最大の発見といってもいいですね。
ワイドスタンスでターンをしてみると、先に板が雪面にフラットになるのは内足ですね。
この時外足は、まだ僅かですがフラットになっていません。
ここから外足がフラットになって、サイドスリップを始めるわけなんですが
この外足(谷足)がフラットになった時
重心はこの谷足に乗っているのであって、両脚をまっすぐ使っていると
結果としてこの時点で山足(次のターンの外足)は既にエッジングを始めているポジションにいるということになります。
ははー、なるほどー!
これが谷回りの始まりなんですよね。
この時、山足は親指側をちょっと押さえるようにして使っていき、
谷足は次のターンの内足になるんですが、小指からカカトのあたりを使って滑っていきます。

その他、師匠直伝の練習なども教えてもらい、
大変よいキャンプでした。
やらなきゃいけないことは、分かりました。
あとはパーツ練習で体に教え込まないといけないですね。

常連さんだけが揃って、ずいぶんと「和気あいあい」としたキャンプでした。
夜のビデオミーティングも盛り上がり、
畳の上でポジションの確認なんかもしましたが、酒であまり覚えてない・・・。


今年から宿の点呼は
なくなりましたね

視界が悪い時間が
長かったです

沢の雪質は
良かったです

マットもこんな具合
スタートも気後れ

いろんな雪を
滑らんとね!

プライベートレッスン

毎年恒例になりつつある師匠の年末2日間プライベートレッスン。
30日は6人が参加して、1人¥6,350、31日は5人参加で¥7,600でした。

1.谷足のずらし
先ずは最初に2本大回りを見てもらったところ、
受講生に共通して「山回りをし過ぎている」「ターン後半の外足のエッジングを引っ張る傾向がある」
とのこと。
角を緩めていく練習の為に、まずはプルークスタンスで
両足の長さが同じ長さになるように滑ります。
普通にプルークすると、山側の方が足の長さは短くなるハズですが、
山足も谷足と同じ長さにする=体が谷側に移動する=重心が谷足の上に来る、ということになります。
その動きのなかで、谷足の角付けを開放していくと、谷足はずれていきます。

2.狭いプルークスタンスでずらし
プルークでコース整備をするような感じで、谷足をずらしながら滑っていきます。
但し、谷足を突っ張るのではなく、谷足に谷足側の軸をまっすぐ乗せていくようにします。

スタンスを広くしないようにする意識で滑ります。
落下方向でまっすぐ下にプルークで下りる距離を取るように
「六角形を縦に切って、片側半分」のラインのような意識をもって滑ったりもしました。

3.軸を外さない
上のプルークの練習に、「内肩〜外足」の軸を意識するために、
その軸のラインにストックを当てて滑ります。
右ターンであれば、ストックのグリップよりも少し下を右手で持ち、
グリップをみぞおちあたりに当て、ストックリングを左足の膝下あたりに持っていきます。
右ターンの後半ではこのストックが左スキーの真上に垂直になるように立てていきます。
腰から上が内側に入り過ぎたりすれば、ストックリングが外足よりも外側に出てくるし、
外側に体が外れれば、ストックリングが股の間に出てくるわけです。
ターン前半では、外足の軸をしっかり出していくためには、少し内肩が下がるイメージになり、
肩のラインを平行にしないようにします。
これは外足をまっすぐ真上から踏んでいけるようにする為。
そのほうが運動が効率的になるんですね。
更に、ターン後半で外足(次の谷足)に乗っていく時には、肩から入ったりしない。

4.ワイドスタンスで内足に重心移動
フリーストックで、両てのひらを合わせて、肩幅スタンスで滑り出し、
外足を外に押し出しながら、くっついた両てのひらを内足の真上に移動させていきます。
これに慣れたら、ターンの時に外側の手の甲が上に、内側の手は下になるように倒していきます。
より内足への重心移動が感じられます。

5.五木ひろし
4と同じくワイドスタンスで、手のひらを動かす代わりに
板が落下方向に向いた時に、外側の手の肘を、内足の大腿に当てるようにしていきます。
この時、肘から先は上に立てること、
肘を当てる際には、横から当てるのではなく真上から当てるようにすること。

6.両脚を別々に使う
「ターンを仕上げない」というのが、今季のテーマなんですね。
スキーヤーにとって、ターンを仕上げることこそが「気持ちいい〜♪」と感じる瞬間でもありましたが、
それは忘れなきゃいけないみたいです。
今回の講習のポイントは、
@内足(谷足)はルーズに使いながら、重心を移動させていく。
A外足(山足)は谷回りの時にはまっすぐ真上から踏んで、エッジングしていく。
B外足が落下方向を向いた後は、徐々に角付けを開放していく。このタイミングを早くする。
僕の場合、Bの時に外足のエッジングが開放されず、「止まる」現象が出ちゃうんですね。
ここはかなり修正が難しく、苦労しました。
今後の課題でもありますね。


沢コースで
パーツ練習です

「五木」を講習後に
練習してみました

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